シンファート小児病院 小児発達センター (Child Development Center)
お子様一人ひとりの成長の歩みを支え、年齢にふさわしく幸せに成長できるようサポートいたします。
乳幼児期は、脳、発達、情緒、行動の基礎を築く上で最も重要な時期です。現在、発達遅滞、言葉の遅れ、注意欠陥多動性障害(ADHD)、自閉症、あるいは学習障害(LD)といった発達や行動の課題は、身近で増加傾向にあります。幼少期にいち早く異常に気づき、発見することは、お子様がタイムリーな療育や発達サポートを受け、楽しく学び、社会の中で幸せに暮らしていくための大きな助けとなります。
シンファート小児病院 小児発達センターでは、発達および行動の専門小児科医と多職種チームが連携し、小児の発達に関する総合的な評価、診断、および発達支援を提供しています。お子様一人ひとりの特性に合わせた適切な個別ケアプログラムを策定し、継続的なフォローアップを行うことで、お子様が能力を最大限に伸ばし、学び、生活できるよう支援します。
どのような時に発達評価を受けさせるべきですか?
お子様に以下のような症状や行動が見られる場合は、専門医による発達評価を受けることをお勧めします。
- 18ヶ月(1歳半)を過ぎても、意味のある言葉(有意味語)を話さない
- 目が合わない、指差しをしない、または名前を呼んでも反応しない
- 歩き始める時期が目安に比べて著しく遅い
- 一人でばかり遊び、他のお子様と一緒に遊ぶことに興味を示さない
- 集中力が極端に短い、非常に落ち着きがない、または行動のコントロールが難しい
- 学習面(読む、書く、計算する)で著しい困難を抱えている
- 保護者が、子供の発達が年齢相応に進んでいないと感じている
小児発達センターで対応する主な症状と課題
当センターでは、新生児期から学童期、思春期までのお子様の発達スクリーニング、診断、および行動改善に対応しています。
- 発達遅滞 (Developmental Delay): お座りや歩行の遅れ、微細運動(手先)および粗大運動(全身)の発達の遅れ。
- 言語・コミュニケーションの課題: 言葉の遅れ、発音が不明瞭、言語発達の遅れ、コミュニケーション障害、言葉の理解が難しい。
- 注意欠陥多動性障害 (ADHD) & 学習障害 (LD): 気が散りやすい、じっとしていられない、順番を待てない、または読む・書く・計算するなどの学習活動に困難がある。
- 自閉スペクトラム症 (ASD): 目が合わない、社会的応答(呼びかけへの反応)が乏しい、周囲に関心を示さない、特定のおもちゃや物に強いこだわりを持つ、または対人関係やコミュニケーションの困難。
- 行動・情緒・思春期のメンタルヘルス課題: 攻撃的、強い不安、抑うつ、反抗的行動、友人関係や学校への不適応、あるいはゲーム・スマホ画面依存。
- ハイリスク児のフォローアップ: 早産児、極低出生体重児、脳神経系疾患を持つお子様、遺伝性疾患を持つお子様。
診断評価および発達支援サービス
- 発達・知能評価 (IQ & Developmental Test): 発達の専門小児科医による詳細な発達スクリーニングと評価テスト。
- 作業療法 (Occupational Therapy – OT) & 理学療法 (Physical Therapy – PT): 手先の器用さ(微細運動)の訓練、空間認知、感覚統合の調整、および着替えや食事などの日常生活動作(ADL)の自立訓練。
- 言語聴覚療法 (Speech Therapy): 発話・コミュニケーションの訓練、発音の矯正、年齢相応の言語理解と表現力の指導。
- 行動変容アプローチと心理療法 (Behavior Modification & Psychotherapy): 保護者向けのペアレントトレーニング(育児指導)と、お子様への行動改善セラピー。
- 薬物治療(必要な場合): 小児・思春期の精神発達専門医による綿密な処方と効果の経過観察。
なぜ シンファート小児病院 小児発達センター が選ばれるのか?
- ✓ 充実した専門家による多職種チーム: 発達小児科医、児童思春期精神科医、臨床心理士、作業療法士、言語聴覚士などが緊密に連携する統合型ケアを提供します。
- ✓ 完全個別化された療育プログラム (Personalized Care): お子様一人ひとりの強み(得意なこと)と課題(苦手なこと)を把握し、それに合わせたアプローチを行います。
- ✓ ご家庭とのパートナーシップ: セラピストが家庭で実践できる具体的な療育テクニックや関わり方を保護者にアドバイスし、自宅でもトレーニングを継続できるようにします。
- ✓ 早期療育への強いこだわり: 乳幼児期は脳の可塑性(学ぶ能力)が最も高い時期です。早期からアプローチを開始することで、お子様が本来持っている力を最大限に伸ばすことができます。
よくある質問 (Q&A)
- Q: 子供が何歳の時に発達検査を受けさせるべきですか?
- A: 乳児期からスクリーニング検査を受けることができます。また、1歳半頃に「意味のある言葉が出ない」「目が合わない」「名前を呼んでも振り返らない」といったサインに気がついた場合、その時点ですぐに受診して発達評価を受けることができます。
- Q: 落ち着きがなく、乱暴に遊ぶことが多いのですが、「ADHD(多動症)」なのか「単にやんちゃなだけ」なのか、どう見分ければよいですか?
- A: 単にやんちゃな子供は、絵本の読み聞かせや自分が好きなお絵かきなど、静かにすべき場面ではある程度自分をコントロールして落ち着くことができます。一方、ADHDのお子様は、興味がある活動であっても集中を持続させることが難しく、非常に気が散りやすく、じっと座っていることが困難で、その結果、学業や他者との共同生活に支障をきたしていることが多いです。
- Q: 作業療法(OT)や言葉のトレーニング(ST)は、どのくらいの期間で効果が現れますか?
- A: 効果が現れる期間は、お子様の元の発達段階や、練習の頻度によって異なります。最も効果を高めるためには、セラピストが提案したトレーニングや接し方を、ご家庭で日常生活の中に一貫して取り入れていただくことが重要であり、これによってお子様の発達スピードが飛躍的に上がります。
- Q: 目が合わず、名前を呼んでもあまり振り向かないのですが、自閉症でしょうか?
- A: これらの行動は自閉スペクトラム症のサインの一つである可能性があります。ただし、正確な診断のためには、医師や専門家チームによる多角的な発達評価が必要です。
- Q: 子供のADHDは治療可能ですか?
- A: はい、ADHDはお子様への行動療法やソーシャルスキルトレーニング、保護者へのペアレントトレーニング、そして医師の判断による適切な薬物治療を組み合わせることで、良好にコントロール・改善が可能です。
- Q: 子供が発達支援(療育)を受ける場合、どのくらいの期間通う必要がありますか?
- A: 通う期間は、発達の課題の原因や重症度、また病院とご家庭でのトレーニングの継続状況によって異なります。専門チームがお子様の状態を見ながら、保護者と相談して最適なプランを決定します。